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伊藤若冲と京都

みなさん、こんばんは。11月に入り急に寒くなり、紅葉も徐々に色付いてきました。

京都市内での見ごろは、11月中旬から12月初旬。

毎年東山界隈(南禅寺、祇園八坂神社、清水寺など有名寺社がずら~~と建ち並ぶ地区)は、恐ろしいほどの渋滞・・・(ー “ー;) 暗くなるとライトアップもあるので、大変です。

市バス206は京都駅から東大路通りを巡廻するのですが、この時期は何台ものバスが満員で、ドアを開けてくれず、素通りすることもしばしば・・・。

お出かけの皆さんは、時間に余裕を持って行かれることをお勧めいたします。

 

さて、今年最も話題になった展覧会は、4~5月に東京都美術館で行われた「伊藤若冲生誕300年」ではないでしょうか。宮内庁が所蔵の「動植綵絵」が展示されるとあり、最大6時間待ちだったとか・・・。東京の方は忍耐強いですね・・・。京都の、というより関西人はせっかちなので、並ぶのが得意ではないです(^^;)

数年前の展覧会をきっかけに、NHKでも大々的な特集番組が作られるほど、21世紀に入り、一躍アイドルになったこのお方。

京都の錦市場の八百屋の息子として、江戸時代に誕生しました。

熱心な仏教徒で、彼が相国寺に寄進したものが釈迦三尊像と動植綵絵の掛け軸33幅。

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大河ドラマ「八重の桜」で主人公 新島八重の夫 穣が設立した同志社大学のすぐ隣にあります。

烏丸通向かいには、お茶の家元御用達の老舗和菓子屋「俵屋吉富」があります。ここの上生菓子は本当に美味しく、美しいですよ!

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現在、その相国寺承天閣美術館で当時の並びで、オリジナルの釈迦三尊像と、コロタイプという超精密な複製の動植綵絵が展示されています。

あの金閣寺(鹿苑寺)の書院の襖絵もすべて若冲によるもの。承天閣美術館に展示されており、まさに若冲の聖地です。(相国寺の舎利殿の名前が「金閣」なんですよ!)

全く並ばず、ゆっくり見ることができ、この時期は通常非公開の仏様の一般公開もしているので、とてもオススメです。

是非お越しくださいね!!

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