【 古い街並みに惹かれちゃうあなたへ 】
岡山県には県独自の「町並み保存地区」が8ヶ所あります。
今回ご紹介するのはその1つ、岡山市の西端に位置する
【 足守町並み保存地区 】です。
只今 (H29.2/3~3/31) 【雛めぐり】開催中!
足守の今の町並みは江戸時代から。関ヶ原の合戦の後、
足守の地を任されたのが「木下家定」
豊臣秀吉の正室・ねねのお兄さんです!
木下家は13代、明治を迎えるまで続きます。
徳川の時代…一つの国にお城は一つだけという
御触れが出されました。 ここは備中の国。
すでに現在の高梁市にお城(備中松山城)がある為、
足守にお城は作れず、代わりにつくったのがお城より
規模の小さい「陣屋(じんや)」
この陣屋を中心につくられた町が陣屋町・足守です(^^)
↓4ヶ所ある駐車場の1つ。
駐車場の一角においしい珈琲のいただける
「お休み処」があります(^^)
お隣には足守駐在所。この駐在所と駐車場の間の道に…
昔は門があり、門より奥に位の高い「武家屋敷」
手前が町人の町でした。
町並み散策のメインストリート界隈には
江戸時代初期からの商家が立ち並び、その数100軒とも。
建物を見ているだけでもおもしろいですよ~。
商家の特徴の1つ
この二階部分。 徳川3代目・家光の時代…
「2階」を作るのは贅沢!
「2階」から偉い人を見下ろすのもけしからん!
と、2階建て以上の家を作るのが禁止されたそうですが
商家には蔵が必要なので「倉庫」として天井の低い2階が。
その2階には
「虫籠窓(むしこまど)」
中からは外がよく見えますが、道から中は見えずらく
なっています!
そんな商家の立ち並ぶ足守の町並みでは
【陣屋町足守町並み 雛めぐり】が開催中です。
家の軒先にも、かわいいお雛様が。
備前焼のお雛様も。
そして、段々の立派なお雛様が並んでいるのが
創始者である「藤田千年治」の名前を当主が代々
引き継ぎこの地で醤油製造業を営んできた商家です。
中に入って左を向くと…(入場無料です)
この写真突き当たりを右に曲がった一番奥には…
なんと”幕末”のお雛様も。
入り口から真っ直ぐ進むと…
昔はここでお醤油をつくっていたそうです!
目を奪われたのが天井の梁!
すごい曲がり!曲がった木をそのまま使っているのを
初めて見ました!ちなみに何の木かわからないとの事。
道具を間近に見ながら当時のお話を伺ったんですが
これが「へぇ~~」の連続でおもしろい!
長くなるのでこの時の話はまた、今度♪
そして、「足守まちなみ館」では
珍しい壁にかける掛軸形のお雛様もあります!
こちらの【陣屋町足守町並み雛めぐり】
平成29年は2月3日(金)~3月31日(金)まで。
観光施設だけでなく家の軒先にも観光客の方に
向けてさまざまなお雛様が置かれていて
「足守にようこそ」
そんな気持ちが伝わってきます。
観光地と同時に家が立ち並び生活の場でも
ある「足守町並み保存地区」は
今日もマナーを守りながら、町並み散策を
楽しむ方々で賑わっています。
岡山市【足守町並み保存地区】
岡山自動車道・岡山総社インターから約10分
JR吉備線・足守駅から
大井行きバスで約8分「足守プラザ前」下車。