岡山では【鬼はヒーロー】!?
前回、塩チョコきびだんご のご紹介の際、
「岡山では鬼はワルモノではない」と
書きましたが、ワルモノでないどころか
実は【ヒーロー】ともいえるかもしれません!(^^)
というのも、岡山では鬼に感謝の意を奉納する(?)
「うらじゃ」という踊りを
毎年夏のお祭りで盛大に踊るんです!
温羅(うら)というのは、桃太郎伝説に出てくる鬼のこと。
なので、「うらじゃ」は「鬼じゃ(鬼です)」という
意味になります。
(岡山では語尾に「じゃ」をよくつけます。)
そもそも、温羅は朝鮮百済から海を渡ってきた渡来人の長でした。
そして百済の優れた製鉄や造船、製塩の技術を吉備国(岡山)の
人々に伝え、岡山の発展に大いに貢献してくれたのです。
温羅は、吉備国の発展を恐れたヤマト王権より派遣されてきた
「吉備津彦命(桃太郎)」に敗れてしまうのですが、
その時に「鬼」というワルモノのイメージを
つけられたのではないかと思われます。
けれど、岡山では今でも温羅はヒーローなんですね♪
皆さん、とても楽しそうにイキイキと踊られています☆
私は今回、表町商店街へ観にいったのですが、
岡山駅周辺、様々なところで踊っていらっしゃいます!
ものすごい迫力!
うらじゃの音楽を聴くだけでテンションあがります~♪
ちなみに皆さん、顔には
温羅化粧(鬼メイク)を施されています☆
「古代吉備の民は五穀豊穣に感謝し、
顔に色を塗り喜び感謝したと言われている」そうですよ(*’▽’)
そして最も特徴的なのが、最終日の夜に行われる
『総踊り』!
連と呼ばれるチームが踊り
賞を競うのですが、
この総踊りでは観客も交じって踊れるのです!!
これがとーーーっても楽しい♪
本当盛り上がります!!
遠方から来られる方で、連としては
参加出来ない方にもおススメです(*^-^*)!
そして、連として踊りたい!という方は
どこかの連に所属するか、ご自分で連をつくって
ぜひ来年のうらじゃにご参加ください♪
◆うらじゃ振興会HP…http://uraja.jp/