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1200年の歴史ある若狭小浜のお水送りに参加してきました!
先週、私は長い出張に行っておりました。そのひとつの目的が、福井若狭おばまで行われる「お水送り」という神事に参加するため。
奈良の東大寺二階堂のお水取りは有名ですが、その神水が若狭から来るとされているのをご存知ですか?
奈良のお水取りが行われる10日前に、福井小浜にある神宮寺では、お水取りのための聖水を奈良に送るという、お水送りが行われます。
1200年前からこの神事は行われていて、若狭小浜と奈良との間、約90キロの地下を潜った神水が、奈良の二階堂の「若狭井」に湧き出るという言い伝えがあるんですよ。
なんで、奈良にお水送りが行われてきたかというと、簡単に解説すると、二階堂を創建した実忠和尚が大仏開眼を前に、天下世界の安泰を願う修二会を行い、諸国の神々が集まったのだけど、若狭の神様は、漁に夢中になって、大遅刻をしてしまったらしいの。お詫びに、二階堂本堂に供える聖水を献じることを約束し、神通力を発揮すると、二階堂前の地面をうがちわり、白と黒の2羽の鵜が飛び出て、穴から聖水が湧き出たと言われてます。
この水を若狭井といい、若狭にある川端を鵜の瀬というようになったそうです。
これが、現代に伝わるお水送りの発祥です。
こちらが神宮寺です。私は、去年の11月にもこちらを訪れています。これは、そのときに撮影したものです。
初めて訪れたときは、ひっそりと静まりかえっていましたが、お水送り当日は、全国からこのお水送りに参加する観光客であふれかえっていました。
敷地内、結構広いのですが人でいっぱいでした。
私は今回、ありがたいことに、神事のときに境内にあげていただき、迫力ある炎を真近に見ることができました。
ちょっと、普通のお祭りとかそういう感じじゃないです。
なんか、すごい迫力、ほら貝の音が鳴り響き、山伏姿の行者や白装束の僧侶の方なんかがいて、現世ではない感じ、タイムスリップしてしまったような感じでした。
神宮寺境内の中で、儀式が行われたあと、僧侶の皆さんが境内から庭に出て、大護摩法要が行われます。
ブゥオーーーと、ものすごい炎が天高く燃え上がります。この火を見ただけで、なんか圧倒されてしまう感じでした。
大護摩の火から願いを書いた手松明に火が移されます。
火の近くが熱くて、なかなか火がうまくつけられなかった。。
やっとついた!
「日本流行部が盛り上がり、大成功しますように!」と書きました。
この松明をもって、約2キロほど先の鵜の瀬まで、みんなで歩きます。
大勢の人たちが一斉に松明を持つので、夜なのに明るいです。
この日、境内にいたときには、雷と激しい雨が降っていました。
神様が降りてきたみたいな空気感でしたね。
大雨の中歩くのかな?と思って覚悟していたけど、私、晴れ女なので、さ、外に出て、行列に参加するぞ!って時には、雨があがりました!
なので、みんなレインコート着ています。
街の人たちに、晴れ女っぷり、おそるべし!(笑)と言われましたよ。
川沿いの道を、ひたすら歩きます。大行列です。
途中、ぶぉーーーと燃え上がり、大丈夫かな?と思いましたが、鵜の瀬まで、ちゃんともちましたね。
燃えすぎてかなり短くなってしまっている人もいました。
松明持って歩くなんて、めったにない経験、2キロの道のりもみんなで話しながら歩いていたら、あっという間でしたよ。
鵜の瀬到着!
みんなが願いを書いて持ってきた松明がここでお焚きあげされます。
私の松明も炎の中に!
日本流行部の成功、頼んだよ!!
私は、少し離れた高い場所から鵜の瀬大護摩供を見させていただきましたが、その場所からでも炎が熱い。
僧侶の方々、すごい火に近いよ。
普段修行している人は大丈夫なのかしら?
いよいよ、クライマックス!テレビの方がライトをたいたので、急に写真が明るくて、見づらいですが、鵜の瀬(川)の中に、「御香水」が注がれます。
これで、奈良の東大寺まで届く、、、、はずです。。。
松明行列とか、あまりできない体験ができ新鮮でした。
厳かな雰囲気でしたよ、現代じゃないみたいな。
毎年3月2日にやっています。
来年も、御祈願しに行こうかな?
皆様も、ぜひ!