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因幡・但馬に伝わる民俗文化財「麒麟獅子舞」

因幡(鳥取県東部)と但馬(兵庫県北但西部)は、古くから歴史や文化・生活圏を共有し 山陰海岸ジオパークと中国山地に囲まれるなど、豊かな自然と山海の幸に恵まれた土地。


麒麟獅子はこの地域に伝播されている重要な民俗文化財です。

 

鳥取藩主 池田光仲が1652年の承応元年に麒麟獅子舞を鳥取東照宮の祭礼に登場させたのが始まりと考えられていて、今でも村祭りなどで踊られています。
麒麟というのは、優れた政治を行うとその徳を慕って出現するといわれる中国の伝説上の霊獣で、皆さんはキリンビールのロゴなどでよく目にされると思います。

私の実家の村でも お祭りで 麒麟獅子が舞われます。

太鼓・笛・銅拍子に合わせ、地を這うようにゆっくりと頭を回したりひねったりする動作が特徴で、霊獣 麒麟をかたどった獅子頭を被る人、後ろのしっぽ(?)のような所に入る人、そして 赤い面と赤い髪を被った猩々(しょうじょう)が獅子を先導します。

この猩々が怖くて、子どもの頃は逃げ回っていました(>_<)
獅子に噛まれると賢くなるという言い伝えがあり、子ども達みんな噛んでもらいます(^^)


大人が噛んでもらうと、一年間無病息災だそう!

 

 

鳥取市内には 至る所に この麒麟獅子のモチーフがあるので、探してみてくださいね(*^ω^*)